赤字過去最大の2249億円 中小退職金、3百万人加入

  • 2009/03/04(水) 02:05:19

赤字過去最大の2249億円 中小退職金、3百万人加入
 
厚生労働省は2日、中小企業退職金共済の2008年度決算の当期損失が共済開始の1959年以来最大の2249億円程度に達するとの見通しを明らかにした。

 中小企業の従業員約300万人が加入。退職金支払いには直接の影響はないが財務状況の一段の悪化で共済運営への不安につながりそうだ。損失計上は2年連続で、赤字幅は07年度の1413億円を大きく上回った。

 世界的な不況の深刻化で国内外で株価が低迷したため前年度に続き、運用実績が大幅に悪化した。09年3月末の累積欠損金も約3800億円に膨らむ見通しだ。

 同省は、運用が好調な場合に支払う上乗せ退職金をゼロとする方針を労働政策審議会の部会に提示し了承された。ゼロは3年連続。

 同共済は勤労者退職金共済機構の中小企業退職金共済事業本部が運営し、中小企業が掛け金を支払い、同本部が運用会社への委託などを通じて運用する。
(引用ここまで)

適格退職年金を解約した後の受け皿となった中小企業退職金共済ですが、このような金融不況では、どうしようもありません。なかなか退職金制度改革をすすめたくてもこのような不況のときは余裕がないということで商談も動かなくなる傾向にあるようですが、このようなときに少しでも早く方向性を決めて動くことが必要です。

適格退職年金の解約も遅くなれば遅くなるとそれだけ、不利になってしまうことが多いということになかなか気づかないものですね。ここまで残り時間がなくなると選択肢が限られて、対応できる専門家も少なくなってしまうという現実があります。

大手金融機関も規模が大きくて商売としてうまみがあるところにはどんどん話をしますが、中小企業はそこそこ相手をするのがいいところといった感じでしょうか。

いずれにしても、適年移行は、制度改革のチャンスなので、時代にあった制度を構築していくことが重要ですね。




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