小児科医死亡「過労と自殺、関係」 高裁、賠償は認めず

  • 2008/10/23(木) 22:01:44

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10月22日 asahi.com

小児科医死亡「過労と自殺、関係」 高裁、賠償は認めず

過労で自殺し、労災と認められた小児科医中原利郎さん(当時44)の遺族が、勤務先の立正佼成会付属佼成病院(東京都中野区)に1億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(鈴木健太裁判長)は22日、遺族側の控訴を棄却した。

 判決は、一審・東京地裁判決の認定を改め、中原医師がうつ病を発症して99年8月に死亡したことと、当時の業務が過重だったこととの間に因果関係があったと認めた。一方で、健康状態に対する配慮などの注意義務を怠ったとはいえないと結論づけた。

 訴訟では、当直勤務などが過重な業務だったか、病院が適切な対策をとるべきだったか、などが争点となった。

 判決は、99年3月の月8回の当直が「際だって多い」と指摘。当時の病院小児科の当直勤務が「十分な睡眠を取ることは困難で、相当負担が大きかったといえる」と述べ、「少なくとも横になって体を休めることはできた」などとして過重だとは認めなかった一審判決を改めた。

 また、病院に5人いた常勤医のうち2人が年度末に突然退職することになり、中原医師は後任の確保にも追われた。判決は「小児科医が全国的に不足している状況で、心理的負担は相当大きかった」と述べた。

 その上で、病院に損害賠償責任があったかどうかについては「疲労や心労が蓄積して健康を損ない、何らかの精神障害を起こすおそれを、病院が具体的客観的に予見できることが必要だ」と判断。一方、中原医師が病院側に相談しなかったから、病院は異変を認識できなかったなどとして、遺族側の主張を退けた。

 中原医師の死亡と業務との因果関係をめぐっては、別の訴訟で東京地裁が07年3月に労災を認め、判決が確定している。遺族側の代理人は「医師の過重労働をなくすには、社会全体の取り組みだけでなく病院が責任を果たすことも必要だ。今回の損害賠償訴訟の判決が病院を免責したのは大変残念で、上告するか今後協議する」と話した。

 立正佼成会は「主張が基本的に認められたものと考えます。今後二度と起こらぬようにするため、適切な病院運営により一層の努力をして参ります」とのコメントを出した。
(引用ここまで)


中原医師の死亡と業務との因果関係をめぐっては、東京地裁が07年3月に労災を認めているにもかかわらず、こちらの判決では、病院の責任とはいえないということとなった。

今回の判決によると「中原医師が病院側に相談しなかったから、病院は異変を認識できなかった」というのは個人的にはいまいち納得できないが、細かい状況までを把握しているわけではないのでこれ以上は簡単にコメントしないでおきます。

確かに宿直勤務の回数とかだけで判断するのは、どうかと思います。責任ある立場、どんどん変わっていく環境のなかで、追い込まれていたことは確かであり、悩みに悩んでいたのではないかと思います。

さて、この事件を取り上げるテレビメディアは、かなり多かったのでその後にいろいろな意味で影響があるのではないでしょうか? 今後もこの事件については追いかけていきたいと思います。


株式会社アイウェーブのHP  3月15日 読売新聞 過労自殺の小児科医に初の「労災」認定…東京地裁東京都中野区の「立正佼成会付属佼成病院」の小児科医・中原利郎さん(当時44歳)が自殺したのは、過密勤務などでうつ病になったためで、労災にあたるとして、妻、のり子さん(50)が新宿労働基準監督署を相手取り、遺族補償給付の不支給処分の取り消しを求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。 佐村浩之裁判長は...
過労自殺の小児科医に初の「労災」認定…東京地裁

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