左遷労災:うつ病になった化粧品メーカー勤務男性を認定

  • 2006/08/31(木) 01:38:02

8月30日 毎日新聞

「左遷でうつ病になった」として化粧品製造会社に勤める東京都の男性会社員(38)が申請したうつ病による労災が認められていたことが分かった。うつ病労災申請は年々増え続けているが、過労を理由とするものが多く、左遷が理由で認められたのは極めて珍しい。厚生労働省は「過労以外のさまざまな要因が重なり合うケースがある」と話しており、ストレスが複雑化する職場の状況が浮かび上がった。

 男性によると、男性は96年に東京都渋谷区の化粧品製造会社に就職、経理部の係長などを務めた。04年7月ごろ、突然、群馬県の工場への配置転換を命じられ、同月中旬には工場の総務課に異動になった。同課では、男性の机だけが窓際に離れて置かれ、給与は約11万円減額された、という。

 同年9月に入ると、吐き気、頭痛、けん怠感などを感じ始め、うつ病の診断を受け入院。退院した翌月、体調不良を理由に本社への転勤を求めたところ解雇されたという。

 男性は太田労働基準監督署(群馬県)に労災申請し、今月15日に認定を受けた。左遷にかかわる部分が業務上と認定されたとみられる。

 神原元弁護士は「これまで左遷が原因でうつ病を発症しても、申請をためらうケースが多かった。そうした悩みを持つ人たちを勇気づける」と話した。
(引用ここまで)

最近私の関与しているお客様でもうつ病で休んでいる方が増えています。今回の場合は左遷が原因での労災認定ということですが、今後の対策の参考になると思います。

ところでこの解雇自体の有効性はどうだったのか? 
争っていないのかもしれませんが、この化粧品会社の対応はちょっと問題ありとしかいえません。

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ああ残業 昔ふろしき、今メール 過労相談が急増

  • 2006/08/16(水) 18:52:12

8月15日 朝日新聞

インターネットを活用し、帰宅後も会社の仕事を続ける「メール残業」の広がりへの懸念が、労働相談の現場で増している。かつての、書類を自宅に持ち帰る「ふろしき残業」より手間がかからないが、仕事と余暇の区別が一層つきにくくなる危険をはらむ。働き手が知らず知らずのうちに過労に追い込まれる可能性も指摘されている。メールで「いつでもどこでも残業」 「夫は、休日も自宅で仕事。寝る時も携帯電話を近くに置き、システムトラブルが起きないか、と常に心臓がドキドキしている」(40代のシステムエンジニアの妻)

 日本労働弁護団が6月に1日だけ実施した「残業・労働トラブルホットライン」にこんな相談が寄せられた。相談総数419件のうち、99件が長時間労働についてだった。「心配した家族がこっそり電話相談してくる例が多かった」という。

 小川英郎弁護士は「『添付ファイル残業』の悩みの相談がここ3~4年で目立ち始めた」と指摘する。職場でやり残した仕事のファイルをメールで自宅のパソコンに送って帰宅後に作業したり、休日も携帯電話で心理的に拘束され続けたりするケースだ。

 厚生労働省は、日本経団連などの要望を受け、高年収者向けに働く時間を自ら決めて残業代をなくす「自律的労働制度」の導入を検討している。これに対し、連合などの労働団体は人員削減で1人当たりの仕事量が増えており、新制度がさらに長時間労働を助長しかねない、と反発している。
(引用ここまで)

添付ファイル残業は、残業時間という視点ではなく、重要書類の持ち出しの会社の規則に反することになるので控えるべきです。会社側は厳しく管理していかなければいつ大問題になるかわかりません。

また確かに携帯で自宅にいながらも緊急事態が発生したら対応してくれと会社に言われて、ずっと待機時間のような労働者もなかにはいますが、これらの場合は、原則として賃金が発生しますが、実務上きちんとできているか疑問です。

心理的な負担が大きくなると、うつ病の原因になりかねません。
まずは、持ち帰り残業ストップ運動をおこしてみてはいかがでしょうか。