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昭和シェルに5000万円支払い命令
- 2009/06/29(月) 23:30:52
6月29日 TBSニュース
昭和シェルに5000万円支払い命令
昭和シェル石油の女性社員ら12人が、男女の間で賃金差別を受けたとして、損害賠償などを求めた裁判で、東京地裁は人事制度で差別的な取り扱いがあったと認めて、総額およそ5000万円の支払いを命じました。
この裁判は昭和シェル石油の女性社員ら12人が同じ学歴の男性社員に比べて、賃金などで女性であることを理由に差別を受けたとして、昭和シェル石油を相手取り、本来、受け取るべき賃金や退職金や慰謝料など、総額およそ5億5000万円の支払いを求めたものです。
東京地裁は29日の判決で、「昭和シェル石油では2000年に新しい人事制度が導入されて以降も、違法な男女間の昇格差別の影響が残っていた」などと指摘して、慰謝料など、総額およそ5000万円の支払いを命じました。
原告側が求めた、差別で生じた賃金の支払いは認めませんでした。
「シェル石油で今、働いている女性の差別もあると認めたのは大きい。経営陣はちゃんとして欲しい」(柚木康子さん)
原告側は控訴する方針です。
昭和シェル石油は「判決の詳細を確認して、必要な対応を取って行きたいと考えております」とコメントしています。(引用ここまで)
このような企業は、実際にまだまだたくさんあります。人が作る人事制度ですし、その評価をしたり判断したりするのもヒトである以上、まだまだ残念ながらこのような性差による賃金差があります。
男女雇用機会均等法に反しないように、女性であることを理由としてではなく、仕事の能力や成果によるだからやむを得ないとして、運用しているケースも少なくありません。その度合いがあまりにもひどすぎれば問題になりますが、そこまでいかないとなかなか・・・・。
賃金差額がどのくらいかにもよりますが、それが一般的にそのぐらいはヒトにより差があってもおかしくないのでは? というくらいだとここまで問題にはならないでしょうね。
まあ統計をとってみれば女性が差別を受けていることは、人数が多ければよりわかりやすくなりますから、今回の場合も自信をもって提訴しているのだと思います。
詳細がわかりませんのでここではこれ以上のコメントを控えますが、ちょっと企業側が不利なのかなと思っています。
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