不況だから?社内運動会、復活の動き 職場に一体感を

  • 2009/12/03(木) 07:36:13

11月29日 asahi.com

不況だから?社内運動会、復活の動き 職場に一体感を

かつては工場従業員らをもつ製造業を中心に日本企業の伝統行事だった社内運動会が、復活の兆しを見せている。90年代に激減していたが、最近、サービス業などでも積極的に採り入れる企業が出始めている。不況のなか、職場のきずなを深めようとする会社側の思惑や、一昔前の成果主義への反動もありそうだ。

 10月末の群馬県館林市の市営グラウンド。リクルート北関東マーケティング(前橋市)の社員や家族約130人が、玉入れや綱引きなどの競技に興じた。

 昨秋、13年ぶりに運動会を復活。福井康人社長は「不況だからこそ、社員同士のつながりの強さが大切」という。普段は事業部ごとの仕事が多いが、あえて営業エリアでチーム編成する。参加した社員の関矢洋海さん(38)は「最初はえーっと思ったが、やればいい年して真剣になってしまった。自然と一体感も出てくる」。根岸美春さん(27)は「休日がつぶれるめんどくささはあるが、普段接しない人と話せるし意外な特技を発揮する人も。職場で円陣組むことないじゃないですか」。

 大手企業でも復活の動きがあり、新興企業でも。ホテル・結婚式場運営「プラン・ドゥ・シー」(東京都)は昨年5月、創業15年で初めて運動会を開いた。全国の拠点や従業員が急に増え、「皆で一つのことに取り組む共通の経験が重要だった」と幹事役の社員は説明する。

 企業や自治体向け運動会の企画運営では最大手の「セレスポ」(東京都)によると、ピーク時だった80年代には年間で200件近くの開催受注があった。しかし、バブル経済の崩壊以降、10分の1程度まで落ち込んだ。岡正和・開発営業部長は「団体行動を嫌がる世代が増え、いっきに需要がしぼんでしまった」と振り返る。

 ところが一転、5年ほど前から増え始め、08年度は前年度比で2割近く受注が増えたという。今年度はさらに5割増の140件程度を見込む。リーマン・ショックで製造業は鈍いが、IT関連やサービス業など、かつては運動会とは無縁だった業種が支える。

 JTBによると、運動会と並ぶ恒例行事だった社内旅行の取扱件数は90年代に入り減少、低迷が続いている。一方で同社は昨秋、運動会を専門に扱う部署を立ち上げた。

 日本能率協会が今年度の新入社員を対象にした調査では「会社で上司との人間関係構築のために有効」なことに運動会を選んだのは「飲み会」などに次ぐ3番目の53.4%。同協会は「成果主義で職場の人間関係が壊れたことへの反省があり、社員側には不況で長期雇用を望んで会社への帰属意識が高まっている側面がある」と分析する。

 日本大の稲葉陽二教授は「短期的な成果を求める組織には運動会は有効」と認めるが、「今は同一職場で様々な雇用形態があり、待遇に格差があるなかで長期的な信頼関係を築くのは難しい。昔のような人間関係を再構築するために運動会がすぐ効果を発揮するかは疑問」と指摘する。(湯地正裕)

(引用ここまで)

社内運動会は、結束力を強めるには、最適です。実際に終わった次の日には、運動会の話題でいっぱいだとか。

日本能率協会の調査のとおり、雇用してもらっているという感謝の気持ちがある最近の入社組は、とても帰属意識が高いので、運動会などの開催はさらに高い効果をだしてくれることと思います。

小さい会社でも関連会社や他の会社と共同で開催するというのも1つの方法ですし、やはり今は企画を全部たててくれる会社もあれば、運動会に関するモノを貸してくれる会社もあり、運営側も比較的楽して準備ができるのはいいことです。

あとは怪我が一番、心配です。これが会社の行事として行われれば、運動会中の行事は業務上ということで原則としては、労災の適用を受けます。

いきなり走ったりすると体によくないので、少し前から準備をして、無理をしないで楽しく過ごすという心構えでのぞむと良いと思います。

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