武田の元研究員、「アリナミン」製法特許の発明対価求め提訴

  • 2009/09/06(日) 12:30:11

少し前になってしまいますがNIKKEI NET からの気になるニュースを取り上げてみます。

武田の元研究員、「アリナミン」製法特許の発明対価求め提訴

 
武田薬品工業が製造・販売するビタミン剤「アリナミン」の製法特許を巡り、元研究員の男性が大阪地裁に民事訴訟を起こしたことが2日、明らかになった。発明時に勤務していた武田薬品に対し、職務発明対価の一部として約5000万円の支払いを求めている。

 訴えを起こしたのは、兵庫県宝塚市在住の元研究員の男性(73)。製造工程管理部に在籍していた1966年、ビタミンB1成分であるフルスルチアミンから塩酸フルスルチアミンを効率的に回収、生産する製造方法を発明した。この男性によれば、この発明によってアリナミン製品の安定的製造が可能になったという。

(引用ここまで)


武田薬品工業の特許についての訴訟ですが、金額はあまり大きくないのでニュースになったことが疑問でした。詳細がわかりませんのでコメントしませんが、今後の判決にも注目していきます。

さて発明に関する訴訟といえば、青色発光ダイオード訴訟が有名です。元日亜化学社員だった中村修二教授が、勤務していた元会社を相手取り、裁判を起こしたというものです。

詳細は、割愛しますが、この訴訟は企業と職務発明者との関係について社会の関心を広く喚起し、ずっと注目されていました。日本の発明史上最高金額となる8億4000万円を会社側が支払うことで和解しましたが、なんだかすっきりしなかった結果になった記憶があります。

しかしながらこの訴訟の詳細の部分は、マスコミなどの報道により誤解されている部分もあります。当然このような発明が全部中村氏がしたわけではありません。もちろんその他の技術ありきのことですし、一概に和解額が安すぎるとも高すぎるともいえないですね。素人には、わからないきちんとした根拠となる計算方法もあると思います。

いずれにしても企業側が、このような技術や発明に対して今までほとんど訴訟されるようなことは考えていなかったのですが、この事件以降は、就業規則などでも特許や発明品の権利関係などについて定めていたり、別途職務発明規程をつくって詳細を定めている企業も増えました。

従業員のやる気を高めるためのインセンティブ制度をつくり、小さな会社でも世の中を変えるような発明に対しては正しく評価できることが大切なのではないでしょうか。

参考 2007年4月20日のブログ
 発明対価訴訟:ラベル印刷、ブラザーに3700万円支払い命令


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