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セクハラ:労災認定基準見直し 一歩前進も現実とひらき

  • 2011/06/26(日) 12:21:02

6月23日 毎日新聞

セクハラ:労災認定基準見直し 一歩前進も現実とひらき

 セクハラによって退職に追い込まれたうえ精神疾患で通院を余儀なくされ、再就職もままならない。なのに声すら上げられない--。そうした女性が後を絶たない中、厚生労働省が23日、セクハラによる精神疾患を積極的に労災認定するよう基準の見直しを決めたことは、被害者には一歩前進だ。とはいえ、セクハラは依然「対人関係のトラブル」とみなされ、当人の深刻さがなかなか理解されない現実がある。労災申請そのものをためらう人も多い。

 「最初は申請書さえ受け取れなかった」。北海道の元派遣社員、佐藤香さん(43)は、セクハラによる労災認定の壁の厚さをこう振り返る。

 佐藤さんは03年末、派遣先の上司から一方的に好意を寄せられた。「愛している」とのメールが届き、たびたび食事や旅行にも誘われた。「おまえたちの代わりはいくらでもいるんだ」と脅された。

 要求を拒否すると、今度は嫌がらせが始まった。社内の研修を受けさせないなど業務にも支障が出てきたため、派遣会社や派遣先の会社に相談した。が、具体的な対応は取られなかった。

 04年6月にはストレスによる適応障害と診断された。その後、通勤も困難になり、06年7月、退職した。自傷行為や摂食障害なども経験し、今も就職できる状態にない。

 佐藤さんは07年7月に労働基準監督署に労災認定を申請したが、ストレス強度は「2」(中程度)と評価され、不認定だった。10年1月には国を相手取り、セクハラを巡る労災不認定の取り消しを求めた初の行政訴訟を起こした。国は今年2月、判決を待たずにセクハラ被害を認め、休業補償の一部支給を決めた。退職から5年が過ぎていた。

 佐藤さんのような場合、認定基準が見直されると、セクハラを繰り返し受け、会社に相談しても改善されなかった点が強いストレス(3)と評価され、労災と認められやすくなると見られる。

 ただ、労災認定の判断対象を「発症前6カ月以内の出来事」とする点は以前と変わりがない。発症は初診日とされることが多く、セクハラから半年を過ぎて診断を受けた人ははじかれてしまう。セクハラ被害者の相談に応じている個人加盟の労組「北海道ウイメンズ・ユニオン」の小山洋子委員長は「セクハラの内容を他人に話すのはつらいこと。打ち明けるのに時間のかかる人もいる」と指摘する。佐藤さんは「今回の見直しが、当たり前に労災認定されるきっかけになってほしい」と話す。【山崎友記子】

(引用ここまで)

現実は、難しいということを象徴するような過去の事例の紹介です。

やはり問題は労災認定判断対象を発症前の6ヶ月以内の出来事としている
点ではないでしょうか。



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