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「犬の散歩は業務でない」マンション管理人の時間外手当を減額

  • 2008/09/20(土) 20:30:51

■ 9月9日 産経新聞

「犬の散歩は業務でない」マンション管理人の時間外手当を減額

マンションの住み込み管理人夫婦(夫は死亡)が、夫婦を雇っていた管理会社に、早朝や深夜、休日の時間外手当の支払いを求めた訴訟の差し戻し控訴審判決が9日、東京高裁であった。宗宮英俊裁判長は、管理会社に約810万円の支払いを命じた1審東京地裁判決を変更し、支払額を約423万円に減額した。
 訴訟は、管理人の労働時間の範囲が争点。最高裁は昨年10月、休日業務や管理人が飼っていた犬の散歩時間、通院時間を労働時間とした2審東京高裁判決を破棄し、審理を差し戻した。
 宗宮裁判長は、犬の散歩時間や通院時間は「管理人業務とは無関係」として認めなかった。休日業務についても、業務内容の程度から、土曜日は「夫婦のうち1人分のみを労働時間と算定するのが相当」と判断、日曜日も照明の点消灯などで1時間程度にすぎないとした。
(引用ここまで)

個人的に面白いと思ったもので、ちょっと前のニュースですが取り上げてみました。

そもそもの請求は、4000万円 1審では810万円  2審で640万円 最高裁認めず 差し戻しがあって今回423万円。

焦点は、管理人の労働時間はどこまで含めるのかというところだが、単なる残業代の未払いの請求と違って住み込み管理人の仕事の特殊性にあるので、そのあたりをどう考えるかによるだろう。

時事通信の記事によると
管理会社側は、管理人室での晩酌や夕食後に趣味のプラモデル製作に充てた時間は残業時間から除くべきだと主張したが、宗宮英俊裁判長は「この間も必要になれば、住民らへの応対などの業務に当たる『待機中』で、残業時間に含めるべきだ」と指摘した。

いわゆる手待ち時間になるとみなしているのだが、詳細については、他の人のブログ記事を参考していただくとして私的にはかなり気になる判決の1つである。

住み込み管理人という仕事は、不活時間が多いので、本人がバランスよく仕事ができ多少の融通が聞くところもあるだろうからそこまで言ってしまうとどうなんだろうかと個人的には思う。あとは基本的な給与の待遇がどうだったのかというところも大事です。

しかしながらこのような判決が出てしまった今となっては、同業他社で同じような契約で働かせている場合にはきちんと契約内容を明確にしておかないと、時間外残業手当未払いで訴えられることもあるということです。

しかし、ゴミ置き場の扉の開け閉めとか管理人室の消灯とか宅配便の業務の受け取りなどが使用者の指揮命令下にあるから時間外に行ったものについて残業代の支払いをするようにといわれたら厳しいですね。

いずれにしても雇用契約や就業規則はもちろんのこと、きちんと対策を練っておかないといけませんね。特殊な労働者や手待ち時間や多い労働者がいるところは、いますぐに改善しましょう。

お気軽に弊社までご相談ください。



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