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社長から「退職させたい社員がいるけどどうすればいい」の相談

  • 2010/04/29(木) 23:20:47

中小企業の社長からの人事労務相談の中でも多いのは、やはり勤務態度が悪い社員、能力が低い社員を辞めさせたいけどどうすればいいか?という相談であります。

この2、3日で解雇(一部退職勧奨)の相談に2件ほど関わっていましたが、大体その経緯を聞いていると、そのままクビにしたら解雇無効の訴えをおこされれば確実に負けるというものでした。

それをある程度知っていて、私を頼りにして相談してもらえるというのは光栄なことでやる気の出る仕事です。

さて、今回も中小企業の人情ドラマをみているような気がしましたが、ほんとうに奥の深い案件でした。

私が「社員をやめさせたい」という社長の声を聞いたときに大事にしているのは、言葉になって出てこない社長の心の声であります。

あとは、やはり社長の奥さんや他の役員などの人の話も聞くことです。

社長は感情的になっていることもあり冷静に考えて発言していないときもある。それを単純に受けて、解雇するには30日前にこういう通知を出してなどと話していると思考の浅い役立たずの社会保険労務士になってしまいます。


優秀な人事コンサルタント兼社会保険労務士であればそこは深く掘り下げていかなければ、差別化できません。だからこそ法的な話だけが重要ではなく、そのほかの経験や社長の立場になって考えられるか、そして最適な選択肢を新たに提示してあげられるようにしないといけません。

今回の1つの案件は、社長と最初に2時間じっくり話をして、2日ほどしてから、さらに1時間ほど話しましたが、気持ちの変化がありました。クビにしたい相手の態度が一部変わったからかもしれません。

最後の相談の席で、社長は、「あいつは根は悪いやつじゃないんだ。あいつをクビにして自殺されても困るし、家族もいるから、やっぱり現実にはクビにはできないなあ」と話しをし、当初の目的は変わってしまい、クビにはしないで今後の対策をしようという結論になりました。

このような事例は、家族経営の典型的な人情のあつい社長だからゆえの結論ですが、この選択が正しいかどうかはわかりません。でも経営者が出した結論をこちらが変えることはできないのです。

コンサルタントは、方向性を決めつけてはいけないのです。この大事な原則を忘れて、

「このパッケージを入れないと御社は駄目だからいれなさい」などと上から目線で
いうコンサルタントがよくいますが、そういう人がいたら、要注意です。

さて今回のような解雇(退職勧奨案件)事例での人事コンサルタントの役割は、

社長はほんとうにどうしたいのか?社長自身が自分でもよくわからなくなるときがあるので、私はその整理をして、話し合い、ヒントを出して、結論を導くことを支援すればいいとと思っています。

そしてそのあとのイメージを3つぐらい示してあげれば、納得してもらえると思います。ここまでやってくれるんだと感謝されるようなサービスを今後も提供し続けていこうと思います。

時事ニュースからの引用ばかりでは、プロの書き手にからすると半人前以下と酷評されてしまうといけないのでちょっとだけ気合を入れて、事例をまじて自分の考えを書いてみました。

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